(上)2枚の写真は当園3年生の甘夏の苗木です。
苗木は本来、早く大きく太く育てたいのですが、
今年はごらん通りべったり(沢山)の花が付いてしまいました。
一見、花が多いことは良いことのように思いますが、
樹が花を咲かせるという現象は、エネルギー消耗が激しいようで、
花芽にエネルギーが消費され、樹の生長が緩慢になります。
生物の授業で習った「栄養成長」と「生殖成長」のバランスですね。
成木では「摘果」という作業で果実の数を調整してバランスを整えるのですが、
3年生苗木では樹の生長を優先させたいので、この花(花蕾)を摘む(取る)作業を
行わなければなりません。
当園には、3年生苗木が70本、2年生苗木が20本が補植されています。
小さな花(花蕾)を摘んでいくのは大変な作業で、今年は花の数も多いの、
まさにタイトルの涙目( ;∀;)の心境です。
明日から花摘み(摘蕾)作業にかかります!!

ちなみに、花芽(花蕾)が多い時はホルモン剤を使用して、
果実を人為的に落とす方法もあります。
労力的には大変助かるのですが、ホルモン剤の使用については、扱いが難しいようです。
濃度や使用時期を誤ると、効果がでなかったり、発根や発芽を抑制してしまうことも
あるそうです。(新米)園主の私は今回は花摘み(摘蕾)することにします。

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大地と甘夏

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